【2024年版】おすすめ家計簿アプリ4選|家計管理の重要性やアプリ活用のメリットも解説
楽天グループは、2024年4月17日より家計管理アプリ「楽天家計簿」をリリースしました。インターネット上では、このトピックがきっかけとなりいわゆる家計簿アプリへの注目度が高まっています。
一方で、これまで家計管理をまったくしてこなかった人からすれば、わざわざアプリをダウンロードして入力などをすることに「面倒・億劫」といったネガティブなイメージがあるかもしれません。
では、楽天家計簿などのアプリをダウンロードし、入力・管理などを続けることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
今回は、アプリによる家計管理に興味を持つ皆さんのために、家計管理の重要性や、いわゆる家計簿アプリを使う効果・メリットなどを解説します。そのうえで、記事の後半では、多くのユーザが使っているおすすめ家計簿アプリを4つ紹介しましょう。
INDEX
家計管理の重要性
家計管理とは、生活を安定させ、将来に向けてお金を貯めていくうえで欠かせないものです。一般的な家計管理では、お金の出入り(収入・支出)を把握することが基本となります。管理の方法には、以下のような選択肢があります。
- 市販の家計簿
- 市販のノート
- 家計簿アプリ
- 自作のExcelシート など
家計管理は必ずすべきもの?
家計管理は、お金に関する現状把握するために不可欠なものです。
例えばある人が、「財布のなかのお金が、今月はなぜかどんどん減っていく……」という漠然とした悩みを抱えていたと仮定します。この場合に、「どんどんお金が減る理由」がわからないと、適切な対処はいつまでたってもできません。
また、理由がわからないままでは、「来月もどんどんお金が減るのではないか?」などのさらなる不安が生じる可能性もあるでしょう。
そこで家計管理を始めると、以下のような気付きが得られます。そして、適切な対処もしやすくなるのが一般的です。
- 今月前半は、会食が多かった……(来月は会食を減らそう)
- いまは冬だから、灯油代と電気代がかかっている……(春になれば支出も減るはず)
- 物価高騰の影響から、前年比で食費が月5,000円も増えている……(食材の買い方を見直そう)
家計管理による現状把握は、お金を貯めるうえでも必要なことです。
例えば、マイホームを買うために「5年後までに800万円貯めよう」とする場合、まずは現状把握・分析の作業が必要です。現状がわからないままでは、この目標が達成可能かどうかの判断もできません。
また、例えば現在のお金の使い方・貯め方では「5年で800万円」の達成が難しい場合、ゴール到達への確実性を高めるために、以下のような対処をする必要もでてくるでしょう。
- 外食ランチをやめて、手作り弁当にする
- 保険の見直しをする
- お金が貯まるまで実家で暮らす
近年では、物価高騰などの影響から、お金に関する不安を感じる人が多くなっています。また、現状ではそれなりの安定生活ができていても、これからさらなる物価高騰や、コロナ禍のような感染症の大流行でパート・アルバイトのシフトが減るなどの予期せぬ事態が起きた場合、将来に向けた貯金計画がくるうこともあるかもしれません。
このように何かと変化が著しい時代のなかで生活を安定させ、なおかつ将来の夢や目標に向けた貯金などを続けていくためには、日頃から家計管理をしっかり行い、現状で改善できることを定期的に考える必要があります。
家計管理には「家計簿アプリ」の活用がおすすめ
家計管理は、続けてこそ効果が出るものです。そんな家計管理を長く継続するためには、家計簿アプリを活用するのがおすすめとなります。家計簿アプリを使う主なメリットは、以下の2つです。
手軽に入力できる
家計簿アプリを使う最大のメリットは、気づいたときにすぐスマホ入力できる点です。
例えば、通勤電車に乗る前にコンビニエンスストアで買い物をした場合、家計簿アプリであれば、電車のなかでレシート情報入力を済ませてしまうことも可能かもしれません。
また、家計簿アプリでこまめに入力する習慣がつけば、せっかく始めた家計管理が三日坊主で終わってしまう問題も解消しやすくなります。
便利機能が多い
家計簿アプリは、データ連携や分析などの機能がとても充実しています。
例えば、「なぜかどんどんお金が減っていく……」などの漠然とした悩みがある場合、入力内容をグラフ化することで、原因の特定がしやすくなるかもしれません。
また、人によっては収支を表やグラフで可視化することで、「節約がうまくいっている」などの気付きからモチベーションが上がることもあります。
具体的な機能はアプリによって異なりますが、その多くは、節約生活やお金を貯めるなどの目標達成を後押ししてくれるものとなるでしょう。
おすすめ家計簿アプリ4選
会計簿アプリにはさまざまな種類があります。家計管理を効率化するのであれば、自分の目的に合うアプリを選ぶことが大切です。ここでは、最近話題の家計簿アプリを4つ紹介します。
楽天家計簿
引用元:楽天家計簿
2024年4月にリリースされたばかりの家計簿アプリです。
楽天家計簿の魅力は、なんといっても連携できるサービスが多いことです。20224年5月時点では、1,000を超える以下のようなサービスとの連携が可能とされています。
- 銀行口座
- ポイントサービス
- クレジットカード
- 電子マネー など
楽天家計簿と上記サービスを連携すると、例えば電子マネー払いをした金額や収入、資産額の推移などを自動で把握できます。
また、楽天家計簿では、将来的にAIサービスや楽天証券を中心とする金融資産の管理機能なども導入予定です。
2024年5月時点では、iOS版のみの提供であり、Android OS版は今後の対応予定となっています。
Zaim
引用元:Zaim
キャッシュレス派と現金派、どちらの人でも使いやすいアプリです。
キャッシュレス派の場合、楽天家計簿と同様に銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどとアプリ連携することで、自動で収支の把握が可能となります。これに対して現金派は、レシートをスマホで撮影するだけで本格家計簿ができる仕組みです。
またZaimには、将来のライフプランニングに使える機能「一生黒字」も搭載されています。一生黒字は、アプリの質問に答えることで、将来の収支年表や資産グラフが自動作成される機能です。
子どもの教育費・住宅ローン・老後の生活費などのシミュレーションも可能となります。
OsidOri
引用元:OsidOri
OsidOriは、「夫婦で一緒にお金をカンタン管理」というコンセプトから、夫婦や家族のデータ共有で注目されることが多いアプリです。
しかし実際は、食費や光熱費などを共有する一方で、自分個人のクレジットカード支払いやお小遣い口座などは家族に見えない自分専用ページで管理する…といった使い方も可能となります。
また、OsidOriには、家族旅行やマイホーム購入費用などの貯金を、夫婦で一緒に貯められる機能もあります。
家賃・光熱費・食費などの一部のお金を出し合うような夫婦関係の場合、OsidOriの部分的な共有機能が特に便利に感じられるかもしれません。
おカネレコ
引用元:おカネレコ
500万人が使う人気アプリです。おカネレコの特徴は、グラフや残高お知らせなどの可視化機能がとても充実している点になります。
例えば、毎月の支出は、円グラフでその内訳を見ることが可能です。円グラフにすることで、「自分は何に多くのお金を使っているのか?」を相対的にチェック可能となります。
また、おカネレコには、月の全体予算を設定することで、1日あたりの残高と月末までの残高を知らせてくれる機能もあります。この予算機能を活用すれば、「気がついたらお金を使いすぎた」などの問題も解消しやくなるかもしれません。
なお、おカネレコには、自分のライフスタイルにあわせて表示項目などをカスタマイズできる機能もあります。
一般のカテゴリでは分類しづらいお金の使い道がある場合、アプリ内の項目を自分好みに変えてもよいでしょう。
おすすめ家計簿アプリ4選のまとめ
今回は、家計管理の重要性と家計簿アプリを使うメリットを確認したうえで、以下4つのおすすめアプリを紹介しました。
- 楽天家計簿
- Zaim
- OsidOri
- おカネレコ
家計簿アプリは、例えば「キャッシュレスと現金どちらでの決済が多いか?」によっても、自分に合う種類が変わってきます。
また、家計簿アプリは、三日坊主にならなければ基本的に長く使い続けるものです。そのため、アプリの比較検討をするときには、絶対に必要な機能や使用目的を書き出したうえで、自分に合うものを選ぶことも大切になります。
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