真夏に実践したい6つの節電・節約術|エアコン電気代をおさえられる暑さ対策も解説

真夏に実践したい6つの節電・節約術|エアコン電気代をおさえられる暑さ対策も解説
真夏は、冬に次いで電気代が上がりやすい季節です。また近年の日本では、いわゆる真夏日や猛暑日が増えていることから、多くの家庭でエアコン稼働日数も増加傾向にあります。こうしたなかで膨らむ電気代をおさえていくためには、暑さ対策を通じて涼しく過ごす工夫も必要です。

今回は、電気代の間接的な節約につながる、6つの暑さ対策を紹介します。猛暑の夏を快適に乗り切るためにも、ぜひ実践してみてください。

真夏に実践したい6つの暑さ対策・節約術

真夏に実践したい6つの暑さ対策・節約術

真夏に実践できる節約術暑さ対策には、さまざまな種類があります。複数の方法を実践すると、エアコン使用による電気代も大きくおさえられるかもしれません。また、熱中症やクーラー病による体調不良を防ぐためにも、適切な暑さ対策をすることは大切です。

少しでも節電・節約をしたい方は、無理なくできることからチャレンジしてみてください。

エアコンの使い方を見直す

真夏の家計を圧迫するのは、やはりエアコン冷房による電気代です。ただ、エアコン冷房には、各メーカーや環境省などが推奨する適切な使い方を実践することで、電気代をかなり抑えられる特徴もあります。

主なチェックポイントは以下のとおりです。

エアコンの使い方チェックポイント
  1. 節電につながる機能を選択できているか?(冷房?ドライ?)
  2. 室温28度を目安に温度設定できているか?
  3. 起動と停止を繰り返しすぎていないか?
  4. 扇風機・サーキュレーターを併用しているか?
  5. フィルター掃除は定期的に行っているか?
  6. 直射日光や外気を遮断するアイテムは活用できているか? など

例えば、エアコン冷房の設定温度には、1度上げるだけで約10%の節電につながる特徴があります。

そのため、節電の観点で考えれば、例えば「とにかく涼しいほうが良い!」という考えから常時22度設定で生活するよりは、環境省が推奨する冷房時の室温である28度を意識した設定にしたほうがよいでしょう。

なお、エアコンの除湿(ドライ)機能には、再熱除湿・弱冷房除湿・ハイブリッド除湿といった種類があります。再熱除湿の場合、冷房やほかの除湿方法と比べて多くの消費電力がかかるのが一般的です。

節電につながる機能を選択するうえでは、メーカーのホームページやマニュアルなどを読み、自室のエアコンの特徴を理解することも大切になります。

なお、節電につながるエアコンの正しい使い方は、「節電につながるエアコン冷房の正しい使い方|冷房と除湿の違いや温度設定ポイントも解説」の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧下さい。

夏野菜を積極的に取り入れる

エアコン冷房による電気代を抑えるためには、身体を効率よく冷やすことも大切です。そこで活用したいのが、この時期のスーパーマーケットに並んでいる以下のような夏野菜になります。

体を冷やす食べ物
  1. きゅうり
  2. 茄子
  3. トマト
  4. ピーマン
  5. 枝豆
  6. すいか など

多くの夏野菜には、ミネラルや水分が豊富に含まれています。なかでもミネラルの一種であるカリウムは、体内の余計な水分と一緒に熱を排出してくれる利尿作用が高い成分です。また、真夏の野菜や果物には、紫外線ダメージを受けた日に摂取したいビタミンCが豊富なものもたくさんあります。

具体的な成分は、野菜の種類によって異なります。栄養などを効率よく摂りたい方は、インターネットなどで検索してみるとよいでしょう。

なお、旬の野菜には、その時期にたくさん収穫されることで安く購入できる魅力もあります。真夏に上記のような夏野菜を食卓に並べることは、食費も抑えられて身体も冷やせる点で理にかなっているといえるでしょう。

体温を効率よく下げる

例えば、猛暑の屋外から帰宅すると、体温も上がっていることが一般的です。そこで余計な電気代をおさえるためには、エアコンを起動して部屋を冷やすのと同時に、自分の身体も冷却して体温を下げる必要があります。

具体的な方法としては、以下の部位に保冷剤氷を入れたビニール袋などをあてるのがおすすめです。これらは、熱中症になったときに冷やすと良い部位でもあります。

冷やすと体温を下げる部位
  1. 首の付け根
  2. 脇の下
  3. 脚の付け根
  4. 足裏
  5. 手のひら

自宅でゆっくりするときに手のひらなどを冷やし続ければ、暑さによる体温上昇がおさえられることで、エアコンの温度も高めに設定できるかもしれません。

節水シャワーヘッドを活用する

節水シャワーヘッドを活用する

引用元:エンジニアの資産運用ブログ

真夏はたくさんの汗をかくことから、シャワーを浴びる回数も増えやすくなると思います。

そこで水道代を節約するためには、節水機能のあるシャワーヘッドに交換するのも一つです。一般の節水シャワーヘッドは、水が出る穴を小さくすることで水圧を高めて、水量を減らせる商品になります。

具体的な節水率は商品によって異なりますが、シャワーヘッドを節水機能があるものに変えることで、20~60%ほどの節水が可能になるとされています。また、使用する水量が少なくなれば、お湯を沸かすためのガス代電気代もおさえられる可能性が高いでしょう。

最近では、超微細な泡による美容効果やマッサージ効果などをうたう商品も登場しています。自分の予算や目的に合うものを選んでみてください。

涼しい時間帯に作り置きをする

猛暑の日は、火を使った料理などもあまりしたくないものです。また、暑い日中などに火を使って料理をすれば、体温上昇から冷たいものや涼しい部屋を求めてしまう悪循環に陥りやすくなります。

この問題を解消するには、涼しい時間帯に作り置きをするのがおすすめです。

例えば、早朝に家族のお弁当と一緒に作り置きの惣菜を用意すれば、日中や夕方の食事ではそれらを電子レンジで温めるだけでよくなります。また、きゅうりやトマトなどの夏野菜の場合、塩昆布や調味酢などと漬けるだけで、さっぱりとした一品が完成するでしょう。

最近では、電子レンジ調理で作り置き惣菜が完成するレシピも多く公開されています。猛暑のなかで余計な体力を使わないためにも、

手間をかけずに美味しいものが作れるレシピをインターネットなどで探してみてください。

早寝早起きをする

真夏は暑さで体力も消耗しますし、熱帯夜の寝苦しさから安眠できず、疲労回復も難しくなりがちです。こうしたなかで健康を維持するためには、夜ふかしをやめて早寝早起きをするのもおすすめとなります。

早寝早起きを習慣化すれば、夜の消費電力をおさえられます。早朝の涼しい時間帯に起きて家事・運動・資格試験の勉強などを行えば、高い集中力のなかで効率よく作業を進められるかもしれません。

なお、真夏の睡眠不足は、熱中症のリスクを高くする可能性があるとも言われています。そのため、猛暑のなかで仕事や活動をすることが多い場合は、早寝早起きを習慣化するとともに眠りの質を高めることも意識するとよいでしょう。

参考:熱中症を防ぐためには(環境省)

真夏に実践したい6つの節電・節約術のまとめ

真夏に実践したい6つの節電・節約術のまとめ

今回は、いわゆる暑さ対策を兼ねた真夏の節約術を6つ紹介しました。

真夏の節約術6つ
  • エアコンの使い方を見直す
  • 夏野菜を積極的に取り入れる
  • 体温を効率よく下げる
  • 節水シャワーヘッドを活用する
  • 涼しい時間帯に作り置きをする
  • 早寝早起きをする

真夏の場合、節電・節約をしすぎると、いわゆる夏バテや熱中症になるリスクが高まります。そのため、猛暑の夏に節約生活をする際には、自分や家族にとって負担がないことも大事なポイントになるでしょう。

マネクラではお客様のお金に関する相談に無料で対応しております。マネクラFPがしっかりとヒアリングさせていただき、お客様にあったプランニングをさせていただきます。是非お気軽にお問い合わせください。

まっさん先生

監修者まっさん先生

ファイナンシャルプランナーとして15年、プランニングに関しては5000人以上の実績あり。中立的な立場から無駄・無理のないライフプランをプランニングしています。自身でも独身時代から不動産投資や株式投資などの様々な投資や節税対策を実践しており、失敗談等を交えた等身大のコンサルティングに定評がある。

特に節税分野に関しては国税出身の専門税理士と幅広く協業しており、法人を活用した個人の所得税関係のライフプランニングを得意としている。

プライベートでは、1男1女の父親として育児に奮闘中。家族単位で将来を見据え計画的に資産を形成していくライフプランニングが特徴。